『ナマズ日記2012:弥生、皐月、水無月』


鈴木隆夫



3/31

 3寒4温で春に近づいていくのにことしは台風並みの豪雨があったりメチャクチャな天候が続いている。そんな中、朝からポカポカ陽気だった日の夜出かけてみた。

 大きな落ち込みの反転流にジッターバグ5/8OZをキャスト、1投目で出たが乗らない。5分位、そのポイントを休ませてもう一度キャスト、足元まで泳いできたジッターバグをピックアップ寸前にひったくって行った。



5/5

 2 日間雨が降り続いたあとの少し濁った水だったので昼間でも釣れるはずだ。蛇行した流れが当たる対岸のボサの下に鯉が数匹かたまっていた。流れが当たって身が隠せる場所にはナマズが潜む確率が高い。

 着水したダイイングフラッターを静かに吸い込んだ。フッキング後ゆっくり流れを横切ったトルクのある引きは鯉に違いない、20ポンドのナイロンラインと6.9fの一番長いナマンチュロッドの組み合わせは大きい鯉もグイグイ寄せることができる。

 足元で反転したのは今年一番の大物のナマズだった。大物釣るなら増水後!!


5/14

 思いっきり下流にキャスト、ゆっくりリーリングして本流の流れだしに入った瞬間久々に激しい水音でヒット!

 ハトリーズのスイッシャーはナマズを怒らせる何かがある?


5/26

 田んぼでカエルが鳴き始めました。気分はフロッグカラーだ。コンクリートの川岸ギリギリをトレースする。
 ここは絶対出そう!というようなポイントでは最初は大きなルアー次のキャストで小さいルアーを投げると良く釣れる。



6/20

 台風が通過した翌日の深夜、メジャーなポイントからはほとんど反応が無い。先行者に打たれたあとなのか?水量の増した本流の瀬の中に点在する小さなポイント狙いに作戦変更。こういうところではバタピーが流れに負けずにいい動きをしてくれる。

 2時間キャストしてバタピーを跳ね飛ばすバイトや良く見てないと気が付かない様な静かなバイトがいろんな瀬の中で3〜4回あったが乗らない。フィーディング中のミスバイトはほとんど無いはずなのにおかしい?フックをチェックしたら甘々でした。

 水量のある水門にやってきた、ここは見ているとナマズの餌となるいろんなご馳走が流れ落ちてくる、沢蟹、ザリガニ、テナガエビ、カエル、トカゲ、バッタ、小魚など。

 ビックバドをコースを変えて何度もキャストするが反応がない。水門の流れ込の脇に立ってロッドから垂らしたビックバドを落ち込む水に巻かせて水中に潜らせたり浮き上がらせたりさせてるうちにいきなり軟らかいナマンチュロッドが水中に引きこまれた。
 慌ててリールのクラッチを切ったらバックラッシュ、無理やり巻いて無事キャッチ。



● 使用タックル

ロッド ナマンチュNAZ-66M、NAZ-69M
リール シマノカルカッタ100XT、スコーピオン メタニウムXT
ライン ヨツアミ ナイロン20ポンド、マキシマ レッドカメレオン10ポンド



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