清水 隆匡
(スミスフィールドスタッフ)



『7/14 西湖戦』


金曜日に人生初のギックリ腰をやらかし、立つ事もできなくなってしまい、西湖戦は欠場になると思っていました。
しかし、前日には歩けるほどに回復し、ギリギリまで悩んだが出場する事にした。

当日の朝は参加者の方々に準備を手伝っていただき、助けられた。
この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました!

さて、1週間前のプラクティスではこれといったパターンは見つからず、とりあえずキーパーを一本取ってポイントを稼ぐことを優先した。
この大会は普段は別の湖で行なっていてこれが第3戦目になる。
ここまで年間は二位につけているため、守りの作戦だ!(笑)
西湖戦は毎年一回あり、魚が豊富であるのだが、ルアーに制限があるためウェイイン率は低い。 キーパーを一本入れていればそこそこの順位でクリア出来ると考えた。


スタート後、自分のプランの溶岩帯へ直行する。
まずはスピナーベイトのラビッシュ(廃盤)を溶岩の上からブレイクに沿ってスローに落とし込んでいく。
エレキでブレイクラインを流しながら進めていると、ラビッシュのきらめきが見えない深さに入った瞬間に抑え込まれるバイト!
瞬間的に合わせると、6メートル位の深さで50位のバスが首を振って暴れる姿が見えた!
よし!っと思った瞬間に、無情にもフックアウト…
腰をかばったため、しっかりフッキングができなかった…そうゆう事にしておこう…

その後、溶岩帯を一通りラビッシュで流して行くが、その後は起きなかった…
これですでに一回、心が折れた…


ならばとメインのスモラバで、小バスの中からキーパーを探す作戦に変更する。
プラクティスでは小バスは沢山釣れるのだが、キーパーの25センチを超えるものが中々入らず、時々混ざる程度。
でもウェイインしなければ意味がないので、やるしかない!
こちらも溶岩帯をメインに釣っていく。

プラクティスではブレイクラインに沿って斜めにスイミングさせたため、ロッドをフルソリッドでウェイトを1/32ozで行なっていたが、今日は水深12メートルのボトムを探っていくため、ロッドをソリッドティップに変更、ウェイトも1/16まで上げた。
プラクティスより丁寧にアプローチをしていくと、二時間ほどで十数本をキャッチできた。しかし、キーパーはオンラインの二本のみ…やっぱりね…
でもウェイイン率の低さを考えれば、なんとかなるかな?
もともとプランらしいプランも無かったので、これで行くしかない!


いよいよ時間も無くなって来た時に今までと違うバイトを感じた。
力強い引きで、一気に浅い溶岩の穴へ入り込もうと抵抗する。
一度目は引きずり出したが、二度目は完全に入り込まれロック…
3lbではこれ以上無理はできない…万事休す。

仕方がないので一度ラインをフリーにして、出てくる事を祈った。
タバコに火を付け、気持ちを落ち着かせる。
タバコを吸い終わり、もう一度テンションを掛けると、僅かに動いた!
ここを勝負どころと考え、スプールを抑えて一気に引きずりだす!
ラインが耐えられるか?
ヒヤヒヤしながら耐えると浮いた!
そこからは一気に巻き上げると、想像以上に小さく、1キロ程度のバスであった。(苦笑)

しかし、これである程度のウェイトは出来たので、5位くらいには入るかな?
あとはどれだけウェイトあげられるかが勝負と頑張ってみたが、小バスを釣るのみでタイムアップとなった。


帰着すると、なんとこの日はほとんどの参加者が魚を持ってきた! それもグッドサイズばかり…誤算だった…

しかも殆どの人はシャローのサイトであった。
聴けば見える魚が結構簡単に口を使ったらしい… 誤算だった…(笑)

結局、腰の痛みを押して出場したのに ただの人で終わりました。
思い込みはダメですね。


今回はまた一つ勉強になった大会であり、西湖のポテンシャルの高さも再確認できました。

自宅から15分で通える環境。恵まれてますよね!
もう少し通わないとダメですね。


● タックル
ロッド V- spec TVC-65M/HG
ルアー ラビッシュ3/8oz
ライン フロロ10lb

ロッド V- spec TVS-68XUL/ST
ルアー 自作スモラバ 1/16oz
ライン フロロ3lb



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