後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 今がチャンス!外房ワラサ絶好調! 》


 ここ数か月、シーカヤックからのアオリイカばかり狙っているのでまともに魚に触っていない。シーカヤックからのアオリイカ狙いはとても楽しい釣りなのだが、こんなに長期間魚釣りをしていないと無性に魚が釣りたくなってくる。それもジグをガンガンしゃくった釣りが希望。

 と、そんなところに外房でワラサの3〜8キロサイズが入れ食いとの情報。これは行くしかない。土日の予報は悪く出船も危ぶまれる状況なので凪予報の金曜日に大原港の若栄丸に予約。シーカヤックフィッシング仲間のやすさんと小倉さんも平日にも拘わらず爆釣情報に即バイトの有給休暇。


 当日の朝はこの時期にしてはかなりの冷え込みでガクガク震えながらタックルをセットする。

 まだ暗いうちに出港、30分ほど走り水深25メートルほどのポイントに到着し2流しほどしてみるが誰にもヒットは無し。外房でワラサ爆ならもっと深いポイントだと思うのだが朝一はヒラマサ狙いだったかな?


キャスティングタックル1、ジギングタックル2

これから出船


日の出

良い凪で良い天気


 その後ポイント移動して本命らしき水深60メートル前後の岩船沖に到着。操舵室を覗き込んでは魚探をチラチラとチェックしていたが反応はバッチリ、間もなくして「ハイどうぞ」の声でマサムネ135gをボトムまで落としてしゃくり始めれば次々にヒット!潮は2ノットとやや速く釣り辛い状況ではあるが魚の食いはとても良く3〜4キロくらいのワラサが同船者全員にヒット。
 ただ、最初の流しはシャークアタックが多く、自分にヒットしたワラサも途中からターボが掛かったように走りだしたかと思ったら後半はおとなしくなって上げてみれば尾鰭が無い。まあ、食べない場所なので問題ないのだが持つ所が無くなってしまいちょっと不便だな。でも周りを見れば半分になってしまったり、頭だけなどかなりの被害だ。ライトタックルでゆっくり上げていると被害が拡大するようだ。

 辺りが完全に明るくなってくると20センチほどのサンマ?を追って鳥山が出てその下では激しいボイル!こっちを釣った方がサメに食われないだろうと16センチのダイビングペンシルで即ヒットも上で食う魚は若干サイズが小さいようですぐにジギングに戻す。


 船を何度か流しているうちに型の良いサイズの群れに当たる。すると全員に次々に良型が当たりだした。自分にもドラグ4キロを出して行く魚がヒットしてもしかするとヒラマサか?と期待してみるが上がってきたのは丸々と太ったワラサ6キロクラス。

 外房でこのワラサなら嬉しいサイズだ。しかし、ワラサ5〜6キロサイズをサメに食べられないようにヒットしたらガンガンに巻き上げる、こんなことを2時間も繰り返していればクーラーボックスはとっくに満杯、ヒットしてはヒィヒィ言いながらランディング、もうやめれば良いのにまたジグを落としてしまう。数本リリースしている内に「今日は早上がりします」と若船長。


ワラサ6キロ

小倉さんも良型ゲット

 最後にヒラマサ狙いで灘のポイントに移動。結局このポイントではヒットは無かったが他船では20キロのヒラマサが上がるなど相変わらず外房のポテンシャルは半端無い。


 ワラサは途中で若干食いが渋くなってシャクリのタイミングを変えたりストップを入れたりして食わせてはみたもののどんなシャクリ方でもヒット率は大差が無かったようだ。巻き網船団の動向が気になる所だが、魚影はとても濃いようなので今年いっぱいは楽しめそうな感じ。

 翌日はヒラマサも数多く上がっており、8キロ以上のブリと呼べるサイズも上がっているようで次は是非ともこのサイズを狙いたい。


● 使用タックル

キャスティングタックル

ロッド GTK-70SJH
リール シマノ8000番ハイギア
ライン PE4号+リーダーナイロン100ポンド
ルアー 16センチダイビングペンシル

ジギングタックル1

ロッド LPJS-CJ62/150
リール シマノ6000番ハイギア
ライン PE3号+リーダーナイロン60ポンド
ルアー マサムネ135gピンク

ジギングタックル2

ロッド AMJ-SF510
リール シマノ オシアジガー1500P
ライン PE3号+リーダーフロロ50ポンド
ルアー 非対称ジグ100g



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