後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 シーカヤックフィッシング28(夏の魚) 》


 月曜日に有休をもらい当初は土曜日〜月曜日の予定で月山湖カヤックトラウト、翌日は山形日本海でキジハタ狙いも山形日本海の予報が悪く断念。 それではと秋田サクラマスの準備をして会社帰りにそのまま秋田に行けるように段取りするも金曜日に秋田に大雨警報。 さあどうしようかと予報サイトを確認すると土曜日〜日曜日には微妙な波予報が月曜日には良い凪ではないか。

 

  そろそろ南房では夏になると釣れるマハタのシーズンだ。マハタをメインにダメならタイラバでマダイでも釣ってこよう。



 昼すぎからは南西の風が強くなるのと翌日は早朝から仕事があるので午前中限定の釣行。 朝5時に現地について準備を始め5時半には出艇! 予報通りとても良い凪でピチャピチャと水面をイワシが遊んでいる。

 

 まずは近場の水深25〜35メートルの根周りをジギングで攻めるが反応は無し。秋のシーズンになればこの水深でもカンパチや青物、オオモンハタなどが釣れるのだが今日はダメみたい。 この水深のポイントにもイワシは一杯居て釣れそうな雰囲気なのだが・・・

 

  潮はトロトロとゆっくりと流れている。このエリアは潮が効きだすととても早くなるので緩いうちに本命の沖の根周りに移動する。

 


良い凪

 沖の根周りにはイワシの反応は無い。チビマサ80グラムを丁寧にシャクリながら「ドスン」と言うバイトに備えるが一向に当たらない。マハタなんて居ればすぐにヒットしてくるハズなのだが。潮が濁っているのが気に入らないのか、それともまだ入ってきてないのか。周辺の根周りを攻めるもノーバイト。




イワシの反応いっぱい

 マハタがダメそうなのでさらに沖をめざしタイラバでマダイ狙い。 水深40メートル〜80メートルを丹念に何度も何度も流すが外道すらも全く当たらない。 水深60メートルから一気に120メートルまで落ちるブレイクラインもダメ。

 

 産卵期でもっと浅場か!? 表層にはイワシが一杯でたまに深度計が7メートルとか誤作動を起こすくらいだ。 あまりのべた凪具合にいつもは行ったことの無い水深150メートル付近まで行ってスロジギまがいの事をやってみるもノーバイト。 朝9時の段階で手持ちの策をほぼ使い果たす。

 

 仕方がない、こんな釣れない日もあるさ。まだ早いけど帰るか。その前にもう一度マハタを狙ってみよう。



 イワシが根周りに来ていないかと期待はしたが根周りにイワシの反応は無い。2〜3度流してダメならば帰ろう。 3度目の流しでかなり上までしゃくったジグに纏わりつくような感触がした。でもヒットせず。気のせいか?もうちょっとやってみるか。

 

 10流し目くらいで今度は纏わりつくような感触の後にジグをフォールさせると落ちて行かない。「食った!」と合わせるが「スカッ」と空振り。 おかしい、イカでもちょっかい出しているのか?でもそれにしては随分と上まで追ってきたな・・・イカが居るようじゃマハタは居ないかも。


 それでもしつこく何度も流しているとボトムから15メートルほど上で「コツン」と一度当たる。やっぱり何か居るなと再度ボトムを取って1シャクリ目に「ズシッ」とヒット!やっぱり居た〜と合わせ直後からゴリ巻で浮かせると中層で大暴れ。ロッドを水面下に何度も絞り込みやっと浮いてきたのはマハタの3キロオーバー。 このサイズが居たのにすぐには食って来なかったのか・・・居ればすぐに食う魚のイメージを見直さないと。

 

  その後さらに数流し後に上までしゃくったジグをフォールさせると「コツン」とバイト。今度は食った!ガンガンに引いた魚は以外にも小さくて1キロ弱のマハタ。 小さくても良く引くな、この魚は。ここでタイムアップの携帯アラームが鳴る。



マハタ3キロオーバー

マハタ1キロ弱


 無風から北風だった風向きが南西に変わってきた。そろそろ終わりにしよう。


● 使用タックル

ジギングタックル

ロッド AMJ-SF510
リール オシアジガー1500HG
ライン PE2号+リーダーフロロ40ポンド
ルアー チビマサ80gチビマサCB60g、他

タイラバタックル

ロッド WGJ-SF60UL
リール ベイゲームtypeG
ライン PE1号+リーダーフロロ20ポンド
ルアー 誘導式タイラバ60g



[ 戻る ]