長井 淳

徳島県在住。四国のヒラスズキゲームの第一人者。
ブログ:http://ameblo.jp/junfin/



《 2017春ヒラパターン 》


今年の春ヒラシーズンは例年に比べると1ヶ月遅れで開幕した。今年は2月から3月にかけて13度で水温が約1ヶ月間推移していたので例年なら3月には河口付近には稚鮎が接岸してきて磯周りにはキビナゴが寄ってきているのだがまったくベイトの気配を感じないので当然ヒラスズキも不在の日々が続いていた。

4月に入りようやく水温が上昇しだした。上がったといっても15度位で例年に比べれば低い状況には変わりないのだがこれを機にヒラスズキが接岸してくるのではと思い磯・サーフ・ゴロタ場に偵察に行ってみる。さらに今年に入ってからまとまった雨が降っていないので川は超渇水状態だ。サーフに釣行に行ってみると遡上に来ている稚鮎がいるポイント発見。ただ河口がふさがり遡上できずに待機している状況だ。この状況を察知したヒラスズキが回遊してきていれば間違いなく釣れるはず。


稚鮎を発見した翌日が凪の予報なので朝マズメに釣行に行ってみる。地合は夜明け前の30分が勝負になる。川の流れは無いので離岸流の釣りになるこのポイントでは稚鮎パターンの夜明け前の地合はハルカ125Fのアユカラーで実績があるのでチョイスし探っていく。稚鮎が多くみられる年は小型から中型のヒラスズキが回遊してくるパターンになる。夜明け頃にライズを始めるのだがライズが始まるとなかなかルアーにアタックしてこなくなるのでライズが始まる前が勝負の地合になる。それまでにより離岸流の効いたポイントを見つけておかなければジャストタイミングで効率よくヒラスズキが捕食を始めるポイントを発見しておくことが重要になる。


東の空が白みだした時そろそろだと思っていた時にコンコンとショートバイトがきた。やっぱりヒラスズキは稚鮎を捕食しにきている。バイトがあった付近に投入するとゴツンと明確なアタリが来た。フッキングを入れヒットなかなかの重量感がある。ヒラスズキのダイナミックなエラ洗いを連発し抵抗する慎重にファイトし寄せてくる波打ち際で左右に走り抵抗する寄せ波のタイミングとはかりサーフへとずり上げキャッチに成功。70クラスで良型のコンディションのいいヒラスズキだった。その後50クラスを1匹追加し明るくなると予想通りライズが始まったが案の定ルアーは無視でバイトしてこない状況になり日が昇ったらライズがなくなり深場へと去っていってしまった。



ハルカ125Fアユカラーはこの時期の稚鮎パターンには欠かせないルアーで毎年いい思いをさしてもらっているルアーだ。お気に入りルアーでパーマークが二つついているのがなんともいえなく好きでワンポイントになっているような感じがする。

春ヒラシーズンスタートは厳しかったが今年は水温の上昇が遅いので6月後半まで状況に合わせながらサーフ・ゴロタ場・磯で楽しめそうな感じがする。



● 使用タックル

ロッド ブローショットボロンサーフェッサー98
ヒットルアー ハルカ125F(アユカラー)



[ 戻る ]