黒田 響

スミスフィールドスタッフ

ブログ:クロヒビのFishing life!!



《 北九州&関門のコノシロパターン 》


 最近は春の訪れか、春の嵐にしては寒すぎる大寒波。局地では4月に関わらず、雪に見舞われる九州です。しかし12月〜4月中旬まで河川や港湾にコロシロが接岸するシーズン。その群れに着くシーバスを狙います。

 全国各地で様々なコノシロパターンがあると思いますが、関門では海峡がある為に干満差による潮流に特徴があります。東流れに西流れ。そこに潮流の強弱。関門橋の灯台では常に電光掲示板で知らせてくれます。防波堤が流れの向きによって反転流や、コノシロの回遊してくるポイントを釣っていきます。関門以外の北九州では河川や港湾部にコノシロが溜まっていればチャンスは大きいです。


 まずは関門エリアでコノシロが回遊する場所を探していきます。毎度ポイントごとに竿を出す訳では無く、流れとベイトの様子を見て釣れそうだなと思えるスポットだけ打っていきます。すると東流れで5ノットくらいでしょうか?アジやメバルがライズし、雰囲気も良い感じです。サラナ110Fで流れを感じてゆっくり引いてくると、コツンコツンとベイトにルアーが当たります。綺麗な潮目が沖から寄ってきたのでドリフト気味に流していくと下からドスンッと体当たりの様なバイト!60cm程の綺麗なシーバスでランディングした際は針1本でバラしてしまうかとハラハラしました(笑)
テールフック1本でギリギリの攻防!


 そして日を変えて次は関門から北九州の港湾エリアへ。関門で釣った1本は恐らく流れに着くシーバスでしょう。車を走らせ、水面に波紋を立てながら泳ぐコノシロを探します。この日までにメバル釣行や仕事終わりに色んなポイントを下見しました。潮回りも良さそうな日に釣り仲間を誘って一緒に竿を出しました。満潮の潮止まりのせいでしょうか?コノシロは居ますがシーバスのバイトがありません。それでもシーバスが回遊してくるのを待ってキャストすること1時間。友人に待望のヒット!いきなり70upのグッドシーバス!写真を撮り終え、リリースした直後にまたも連続ヒット!これまた70upです!どうやら大きい群れがコノシロを追って入ってきたようです。


友人に見事な70upのシーバス!

釣り仲間に続いて連続ヒット!

 コノシロパターンでは大型ルアーが有効となる場面が多く、大型ミノーやビッグベイトが効くとも言われています。14cmでボリューム感あるルアーで表層をスローに引くとバクンッとひと飲みする吸い込み系のバイト!しかし、ここから私はバラシの連続な負の連鎖(笑)フッキングが早かったみたいで何とかキャッチ出来ました。釣果を振り返ると2人で7〜8本の全て70upと良い日に恵まれました。


 そしてまた、日を改めて前回の再現が出来ないかと釣りをしますが全くの音沙汰なし。そんな簡単にはいきません(笑)強風で水面のコノシロを確認出来ない事とキャストがままなりません。風裏を探して入ったポイントでかなり沖にコノシロが浮いています。遠投すれば何とか届きそうです。サラナMD110Sをフルキャストし、ベイトボールにルアーを当てるようにアプローチします。着水後の巻き始めでショートバイト!すぐさまキャストを入れ直し、同じスポットに投げ込むとすかさずヒット!掛けた瞬間はそうでもありませんが、タモを見せると強烈なファイト。それでもネットイン出来て針を確認すると伸ばされていました。これは長いと測ってみると80cmジャストのランカーサイズ!この日も釣り仲間と竿を出して友人が釣った1本がヒントになりました。


ルアーを丸呑みした4kgオーバー!

サラナMD110Sで80cmジャスト!


 そして最初に書いた1本目に釣った関門のシーバスがありましたが、コノシロパターンでランカーを求めて車を走らせました。これまで今シーズンと向き合ったシーバスゲームから得たヒントや実績からポイントを選んで釣りをしますが、潮が動かず生命感がありません。ハルカやサラナ、他にも試しますが無反応。最後の最後にバスタージャーク120Sのジャークで反応してくれました。サイズは60cm程ですが釣ったシーバスが吐いたベイトはイワシとタコ。タコはびっくりしました(笑)


突然、姿を現した関門シーバス

バスタージャーク120Sにて60up


 全国各地で様々なパターンがあるシーバスゲーム。それはベイトのサイズだけでなく、どう反応させるか、こまめなアプローチが釣果に左右するエキサイティングなゲームです。そんな中でも大きいルアーでランカーを狙うコノシロパターンを是非狙ってみてはいかがでしょうか?



[ 戻る ]