古谷 英一

スミスフィールドスタッフ



《 三大砂丘「吹上浜」のサーフゲーム 》


薩摩半島の西海岸、日本三大砂丘の一つ、吹上浜がある。いちき串木野市〜南さつま市に渡る南北47kmのサーフが広がる。
1年を通して様々な魚が狙え、人気のスポットでもあるが、如何せん浅いのが釣りを難しくしている。干満の差が大きい東シナ海側という事もあり、干潮になるとかなりの遠浅。これが、魚の接岸、離岸を大きく左右している。
しかし、そんな遠浅のサーフだが、ベイト次第でブリも狙える。なかなか特殊なエリアと言える。



今回、そんな吹上浜一帯で狙うのは、これからベストシーズンを迎えるヒラメ。プラス、マゴチを加えたフラットフィッシュ。ベイトの集まりやすい小さな河川がたくさん流れているので、その流れ込みをメインに探っていく。
しかし、思った様に釣りが出来ない事も多々ある。季節的に北西風が吹けば、遠浅のサーフは時化る。波が高くなれば、一気に底荒れするのが吹上浜の特徴。なかなかタイミングを合わせるのが難しい季節。
しかし、何度かの釣行でも毎回、魚は何とか釣れる。良くも悪くも、通ってしまうフィールド。


期待を裏切らないのはマゴチ。毎度の様に楽しませてくれる。デイでも、ナイトゲームでも、相手をしてくれる素敵な奴。
しかし、ヒラメはなかなか渋いのが現状。実際には、もう少し寒くなってからが本格シーズンのため、まだ早い。ソゲは遊んでくれるが、それ以上がなかなか。ベイトの寄り具合で、中型サイズが数釣れる事もあったが、タイミングを逃した感が。
バラシてなければ、もう少し写真が撮れていたのが悔しい。





もう少しでヒラメも本格シーズンへ突入する。目安は、カタクチイワシの接岸。例年、12月中頃からがそのタイミング。
11月現在、小さなカタクチイワシは小さな群れで接岸しているが、もうそろそろサイズのいいカタクチイワシが大挙して押し寄せて来るはず。その頃からが狙い目と、期待だけは膨らんでいる今日この頃。次は座布団クラスのヒラメを・・・またサーフへ通う日々が続きそう。


【使用ルアー】

ハルカ125F、125Sスーパーウルムサラナ110F、95Fなど



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