潮位変化激小の潮動かずのメバリング攻略

古谷 英一

鹿児島県在住。錦江湾を中心とした鹿児島県内のフィールドでショアからのソルトウォーターゲームを追求している

鹿児島も、今シーズンはなかなかの暖かさ。これが、海の魚達にも影響しているのか?例年の様なパターンが通用しない状況ばかりです。
今回の釣行は南国メバルですが、この鹿児島のメバル達も大きな影響を受けているのか?例年の様なパターンが通用しない上に、群れが入る場所と入らない場所が明確に分かれています。
水温が下がりきれない事が原因なのかはわかりませんが、とにかく場所によってムラが激しいシーズンとなっています。


そんな中、潮を見ては釣行を繰り返して、今シーズンのコンディションを理解してくれば、数は稼げる様になりました。ただし、サイズは全く出ず・・・・。何かと難しいシーズンです。
そこにスミスからリリースされている新製品を投入しているのですが、これが意外にドはまり!パターンをしっかりと掴めば、入れ食いに。意外にも、シビアながらも面白い釣りが出来ているのが実情です。


ただし、そんな中でも苦労させられるのが潮廻りです。
本来、潮位の高い満潮を絡めての釣行が、断然に有利です。満ち込みの潮から満潮を挟んで、下げ潮を狙うのが日課。
ただし、仕事終わりから2時間半も掛けて行くエリアなのに、その時間帯に満潮が絡む潮となると、小潮、長潮、若潮に・・・・。とにかく潮が悪いタイミングがメインとなります。
加えて春になればなるほど、潮位変動の少ない夜間が増えます。日によっては、干満の差が30cmなんて事も増えてきます。それだけ、潮も動かないという事ですね。


そんな日に当たると・・・・いや、ほとんどがそんな日だった気がしますが、メバルの活性はとことん低い!満ち込みの一瞬に活性が上がるくらいだったり、とにかく反応がワームでも悪くなっちゃいます。
そこで大切になってくるのが、潮が出来る限り動くポイントを狙う事と、その中でも潮が動くスポットを見付ける事が大切となります。
それを見付けるには、視野を広げる必要があります。普段では釣りにくい海峡を狙ったり、より遠いポイントを狙ったり。そこから新たなメバル達からの反応が素直に帰ってくる事が、今シーズンは非常に多い気がします。


今シーズンの代表的な例が、普段は潮が早く釣りにくい海峡を攻めた時です。
潮流が早いので、普段であれば潮止まりのタイミングをメインに攻めるポイントなんですが、そのタイミングをズラしても今シーズンは何故か釣りが出来る流れ。
ただし、その流れも潮位差が30cmほどの日となると、全く流れを感じないポイントに。当然、メバルの反応はピタリと止まります。満ち込みは反応があったのに、下げ潮になると無反応って感じですね。
そんな状況を打破するために、潮が流れるスポットを探します。当然ですが、それだけ潮の動かない状況で、ポイントを大きく移動してもコンディションは改善されない事の方が多いからですね。
そのためには、驚きの飛距離を実現するメバペン・マグナムの出番です!

とにかく遠くへフルキャスト!そして、どの辺りに流れがあるのかを細かく調べていきます。そうする事で、普段ならバンバン釣れる足元から20mほどのエリアの向こう側に流れを発見!ほんの僅かな流れでも、潮の動きがない状況では、その流れや流れの境目にメバルは居着いて捕食する様になります。
ここ最近の感じでは、足元から25以上先で潮が流れ、その先から流れのなくなる境目付近までがヒットゾーンとなる日が多い状況でした。
これを探し出すためにも、メバペン・マグナムの存在は必要不可欠で、トップであるが為に水面へ誘い出す事も出来るし、活性を上げる事も可能。15cm以下のメバルも平気で食ってくるので、メバルの居場所を探すにももってこいのルアーですね。


その反応から、メバペン・メバルを投入させたり、ソレス42Sを投入したり。反応のあるエリアに打ち込めるルアーをセレクトしていきます。
メバペン・これでサイズはなかなか伸びないものの、連発の日々。入れ食いの一時間なんて当たり前ですね。
普段なら釣れる範囲での反応がない場合でも、実は視野を広げて、更なる広範囲を探る事でメバルの群れを見つけ出す事も可能です。
もちろん、高プレッシャーで反応してくれないメバルが多い場所でも、誰もが届かないエリアに目を向ける事で、フレッシュな群れが集まっている場合も多々あります。
そんなポイントの見直しも、ぜひ行ってもらいたいと思います。
メバルならば着水点からほんの数mの反応しかない場合も多いのですが、そこは、細かくドッグウォークさせてからのポーズで確実に食わせる事で数を稼げます。
またソレス42Sなら着水点からスローリトリーブでもいいし、少し反応が鈍くなったら軽いトゥイッチを織り混ぜて揺らぎの変化で反応させるというのも抜群です。
あとはメバペン・マグナムでその先のメバルの活性を上げてあげる事と、少しでも手前に寄せてくる強いアピールを活かした戦略、ローテーションを行っていきます。

これでサイズはなかなか伸びないものの、連発の日々。入れ食いの一時間なんて当たり前ですね。
普段なら釣れる範囲での反応がない場合でも、実は視野を広げて、更なる広範囲を探る事でメバルの群れを見つけ出す事も可能です。
もちろん、高プレッシャーで反応してくれないメバルが多い場所でも、誰もが届かないエリアに目を向ける事で、フレッシュな群れが集まっている場合も多々あります。
そんなポイントの見直しも、ぜひ行ってもらいたいと思います。

RodダークシャドウEX DSEX-73&DSEX-C74
Lureメバペン・メバルメバペン・マグナムソレス42Sなど