後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 涼を求めて・・・ 》


 お盆休みもまっただ中、連日の暑さから逃れるように南会津の渓への釣行。

 

 休み前、会社の上司や同僚から「お盆休み中はどこかに釣りに行くのか?」と聞かれ釣行予定の無かった自分はキッパリとこう答えた。 「自分みたいに毎週のように釣りに行っている人は、わざわざ混んでいるお盆休みに行く必要なんて無いですよ」 と、前半の休みは娘と近くのプールに行ったり、近くの用水路で小物釣りをしたりとお茶を濁していたが・・・


 前夜から千葉を出発して現地近くの道の駅で車中泊。いつもならば閑散としている山の中の道の駅もキャンピングカーやワゴン車で駐車場は7〜8割ほど埋まっているほどの盛況ぶり。やっぱり混んでいるな・・・


 翌朝は5時に起床、急いで川に車を走らせるが要所には釣りの準備をする人の姿や、すでに川の中で竿を振る人の姿が。若干の出遅れを後悔しながらもやっと釣り人の居ないエリアを発見。

 

 事前の天気予報では曇りのち雨の予報も来てみればピーカンの晴れ。前日は雨が降ったようなので空気は澄んで物凄く日差しが強い。眩しくて目が開けていられないほど。曇り空を期待していただけにちょっと残念。 水量は台風や前日の雨の影響かこの時期にしては多めで水温は16℃とまずまずのコンディション。



 流れがぶつかってえぐれている淵の中にDコンパクトを送り込む。奥の流れが緩く、手前の流れが速い為にラインメンディングしていると沈んでいくDコンパクトに魚がバイトしてギラギラしている。しかしすぐに反応出来ずに合わせた時にはすでに魚は付いていない。まあまあのサイズだったのに残念。

 

  しばらくそのポイントで粘ってみるもその後は反応無し。少しずつ釣り上がって行く。 堰の下でしばらく釣りをするもノーバイト。その堰の上は流れがマッタリとしてしまい10センチほどの新子ヤマメがやる気なく追ってくるがヒットせず。 ここから上流は期待が持てないので車で下流に移動。



 途中にエサ釣り師の姿が見えたがおそらくそのエサ釣り師はやっていないだろうと思える300メートルほど下流の瀬の部分に入る。

 

 数投目から15センチくらいのヤマメが次々にヒットしてくる。このサイズの魚影はかなり多いようだ。夏のヤマメの反応らしく魚が定位していそうなポイントを一瞬通して見せてやるのが良いようだ。


新子サイズ多し


 新子に混じって良型のイワナもヒット。ただしネットにフックが絡まるのが嫌でハンドランディングしたところ写真を撮る前に手からするりと流れの中へ。

 

 その次のキャストでやっとヤマメらしい魚をキャッチ!体側のピンクがホントに美しいヤマメ。デジカメ画像だとその半分くらいの美しさしか表現出来ないのが悔しいくらいだ。



Dコンパクトで

幅広の夏ヤマメ


 水深が浅くなってDコンパクトが使いづらくなった所でAR-Sスピナーにチェンジ。夏の渇水時にはスピナーの独壇場になることも少なくないこのルアー、最近では使っている人はほとんど見なくなってしまったがこの夏場にはとても良く釣れるルアーである。AR-Sスピナーとニアキスには何度となく夏場の渇水時期の厳しい釣りを助けてもらっている。

 

 スピナーにチェンジしてからも飽きない程度に新子サイズはヒット。いつもは小さいサイズも釣れないこの時期、今年はとても魚影が濃いようだ。 この流れを3時間ほどかけて遡上して上流のエサ釣り師に追いついてしまったのでポイント移動。



ARスピナーでキャッチ

ちょっと良いサイズ


 支流の様子を見に行くも子供達の川遊び状態でとても釣りにはならず、舘岩川下流へと車を進めるがどこも人が入っている。 伊南川も舘岩川合流地点にはエサ釣り師が、伊南川本流にはアユ師がいっぱいでどこにも入れる余地無し。

 

 ちょっと早いけど、ちょうどお昼だし昼ごはんを食べて温泉にでも入って帰ろう。



● 使用タックル

ロッド IBXX-53MTH
リール カーディナル33
ライン ナイロン4ポンド
ルアー DコンパクトAR-スピナー



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