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池谷 成就
ルアーでのキャスティング、レイクトローリングを中心としたビッグトラウト狙いのエキスパート。
「かわせみ倶楽部」主宰。
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今年は雪も少なく平均的には温かった2月は、数年ぶりに解禁後の長野県の渓流に通った。長野県中南部の渓流解禁は群馬県統一解禁日3月1日より早い2月16日。軽井沢町周辺の本支流の河川標高は標高900mちょっと、今回群馬県の渓流解禁後に入渓したポイントが標高1060mと標高にしてたった60mほどしか変わらない。
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半袖Tシャツでも釣りが出来そうなぽかぽか陽気だった前週とはうって変わって、群馬の解禁3日の朝方は氷雨(ひさめ)。10時頃には霙(みぞれ)そして午後になると雪。時間とともに天候は悪化していった。もっとも午前中の冷たく寒い氷雨(ひさめ)にうたれた体はすでに心は折れてしまい、嬬恋村田代の「八景食堂」に逃げ込む。ストーブを囲み、ずぶ濡れのダウンジャケットを乾かしながら、千切りキャベツたっぷりのエビフライ定食をがっつり気味にいただく。
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しばらく流れを覗きながら車を走らせるも、氷雨から霙(みぞれ)に変わるも流れは濁ってしまっていた。それでもこの周辺でそうとう濁っても釣れる流れを3本ほどキープしてあるが、今度は急激な水温低下に辛い釣りになってしまった。自分自身が低体温症になってしまうのではないかと思うほど体が冷え切ってしまった。4℃ほどの水温ならばイワナのほうが元気なはず。と訳の判らない比較をしながらぼやっとダウンストリームキャストに流れの中をゆっくり定位しながら泳ぐ様を演出。ロッドとラインは直角を保ちルアーを泳がせる。
諦め半分の釣りだが、ルアーが流れに浸かってさえいれば可能性はゼロではない。
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そんな状態をしばらく保っていると、ドンッ。という魚信とともにヒット。水温低くあまり強烈なファイトは無かった。ただ重たい重量感にまあまあのサイズを確信も一気に引き抜いた。サイズは、無き(泣き)尺未満だったがどっぷりとした太さは嬉しい。奇跡の良型よありがとう。
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写真を撮り今日一日を振り返りながら帰路につくがどうも頭が痛い。変な咳も出始める。温泉で体を温めるも食欲もでない。案の定、その後一週間ほどは風邪による咳に苦しめられることになってしまうのだった。
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ロッド
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トラウティンスピン ベイトクラシック プロトモデル
TBC-65ML(1)TBC-65ML(2)を試用。
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リール
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アルファス Rエディション 103L
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ライン
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フロロブラスト3lb
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