当日は受付の際に担当の女性から、二日前に大型魚を放流したとの事。そこで早速その放流場所付近より釣行を開始します。
過去の釣行ではスプーンで好釣果を得ていたため、この日も最初はスプーンで探ってみることにします。放流されたという付近にウエーディングしながら近づいたところ、浅瀬から深みに落ち込む二つの流れが見えます。その流れを7gスプーンで探ってみますが、アタリも無く魚影も確認できません。急な冷え込んだ時期に放流されたニジマスが放流場所に溜まっていると想像していたのですが、すでに散らばっているのかもしれません。放流場所は一旦あきらめ移動することにします。
ここからは3.5gから5gのスプーンを使って釣り下って行くことに。しばらくは緩やかな流れが続きます。主にはアップクロスにスプーンをキャストし、着底したらスプーンで川底を転がすイメージで探っていくのですが、根掛りばかりで魚の反応が得られません。昨年までの釣行で反応が良かったポイントでは、アップクロスだけではなくダウンクロスでも探ってみますが、やはり反応がありません。まさか全てのニジマスが管理釣り場外に逃げ出したのではと疑心暗鬼になりながら、流れが荒瀬に瀬に変わる付近にきました。普段は初夏以降の盛期のポイントと判断するポイントなのですが、この日はジックリ探ってみることにします。
最初は5gスプーンを試したのですが反応無く、この日初めてミノーを試してみます。チョイスしたのは、フローティングのパニッシュ70F黒銀です。これをダウンクロスにキャストし、荒瀬の中の石裏を通すようにリトリーブして探っていきます。すると数投目にガツンとロッドまで一気にアタリが伝わってきました。見るからに大物のファーストヒットに慌てたわけでもないのでしょうが、やっとの思いで荒瀬から寄せてきたところで、痛恨のバラシ。がっかりです。ただこの時期にもかかわらず、瀬の中に活性の高い魚がいることが分かった事が収穫でした。
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