フィッシングパーク高島の泉釣行(2月3日)

成吉 弘幸

 奈良県在住。登山やバードウォッチング、テレマークスキーなどを経て、現在では近畿地方の渓流や管理釣り場を中心にトラウトを追いかけている。

 今回は滋賀県高島市にあります、フィッシングパーク高島の泉に行ってきました。この釣り場は100m×50m、水深2mのポンドが3つあり、釣れる魚種やサイズがバラエティに富んでいます。さらに豊富な湧水を使った管理釣り場であり、1年を通して安定した釣果が期待できるという特徴があり、レギュラーサイズは25~30cmクラスのニジマスです。

 さて釣行当日は営業開始とともに6時間券を購入し、第3ポンドのインレット付近を目指します。今回は週末であり、移動しながらの釣りでは結果が出せないと思い、個人的に実績のあった場所を目指したわけです。ただインレット付近は先行者に占められていたため、少し離れた場所をこの日の釣り座と定めます。


 最初はスプーンでの釣果を目指して、1.1gスプーンの明滅カラーからスタートし、各レンジをサーチします。水質はクリアーなのですが、波と太陽光の関係で、私のいる付近は偏光レンズでも水中の様子が今ひとつハッキリしないのが難点です。そのためタックルより伝わってくる感触で判断するより仕方ありません。1.1gスプーンで反応がないため、アンバー0.8gスプーンのカラシカラーに替えて探ってみたところ、表層付近でファーストヒット。レギュラーサイズのニジマスでした。ただその後が続きません。しばらくはスプーンでの攻略にこだわり、色々試してみるのですが、なかなかスプーンでのパターンを掴めず、時間だけが過ぎていきます。ただ表層付近で魚の反応があるのは間違いありません。そこでパペットサーフェスを試します。

 最初はパペットサーフェスのストップ・アンド・ゴーを試したのですが、時よりアタックは見受けられるものの、フッキングしそうな感じがありません。そこで色々なアクションを試してみたところ、リールを巻きながらシェイキングアクションを加えて、魚たちにパペットサーフェスを認識させ、その直後にポーズを入れるくれることで食わせのタイミングを入れる方法が試したところ、これがパターンで、何とかフッキングに持ち込むことができました。それでもパペットサーフェスとしては物足りない感じです。カラーローテーションもしたのですが、短時間で反応がなくなってしまいました。

 ただ反応が良かったのは、比較的手前付近の魚だったため、それを攻略するために投入したのは、ミノーであるスティルエリアT2です。探り方はマジックジャークです。ただ一般的なマジックジャークを試したのですが反応がなく、ジャーキングのスピードやピッチを色々変えながら探っていったところ、これといったヒットパターンがあったわけではありませんが、色々変化をつけたのが良かったのか、しばらくはスティルエリアT2のカラーローテーションで釣果を伸ばすことができました。

 午前9時ごろになって一回目の放流が行われました。放流用に3gスプーンを投げてみましたが、放流場所が離れすぎており、反応を得られません。少し時間が経ったところで、エッセンシャル1.9gスプーンのエナジーグリーンで何とか一匹を捕獲。

 すると立て続けに私の正面で2回目の放流が開始されます。今度はドロップダイア1.8gスプーンのゴールドORにチェンジします。表層のファストリトリーブで2匹をキャッチできましたが、放流効果はそれだけでした。

 その後しばらくはスプーンでの攻略を試みましたが、結果を出すことができず、悩んだ結果放流前に好釣果をあげていたマジックジャークを試すことにします。ただし今度は広範囲に探りたいため、チョイスしたのはスティルエリア48HFです。探り方はやはり一般的なやり方ではなく、スティルエリアT2と同様にマジックジャークでもアクションに変化をつけることがヒットパターンでした。なんとか釣果を伸ばし続けることに成功。

 その後再び放流が行われました。ただこの時はそれまでと違った形でのヒットパターンを見つけようと色々試したのですがうまくいかず、魚が表層を意識しているタイミングでパペットサーフェスを投入して、2匹をキャッチできたのみでした。

 そこからもしばらくは試行錯誤していたのですが、こんな苦しい時こそ助けてくれるのはクランクベイトであるシボクラと考え、シボクラMR-Fにルアーチェンジ。それまでは表層付近で反応があったため、最初はシボクラMR-Fもあまり沈めず探ってみたのですが、なかなか反応がありません。そこでキャストしたら、リールを2回転ほど一気に巻いて潜らせてから、中層付近をスローリトリーブで探ってみたところ、この方法でアタリが出始め、ポツポツですがヒットするようになりました。決して爆発的なパターンというわけではありませんでしたが、その後しばらくはシボクラMR-Fのカラーローテーションで釣果を伸ばし続けました。

 そして終了予定時刻が近づいてきたところで、さすがにシボクラMR-Fにも反応がなくなってきました。最後の釣果をあげたくて、再びスティルエリア48HFを投入。そこで2匹をヒットさせることに成功。このままカラーローテーションで釣果を伸ばし続けることができる予感はあったのですが、予定時刻となったため、終了としました。


 この日はそれなりに釣果をあげることができたのですが、スプーンでの釣果が少なかったことが残念です。まだまだ技術を磨かなればと思っています。

 

スプーン用

RodFLBC‐S58UL
ReelS社1000番
Lineエステル0.4号(直結)

クランク用・放流用

RodFNL‐T511ML
ReelS社1000番
Lineナイロン2.5lb(直結)

操作系プラグ

RodIBXX-56MT
ReelS社1000番(HG)
Lineエステル0.4号(直結)
Lure エッセンシャル1.9g エナジーグリーン
ドロップダイア1.8g ゴールドOR
アンバー0.8g カラシ
スティルエリアT2 各種カラー
スティルエリア48HF 各種カラー
シボクラMR‐F 各種カラー
パペットサーフェス 各種カラー