■HELP! ゴミが溢れている!!

先日、今年の初ワカサギを食べた。
もちろん、自分で釣って、自分で調理して、自分で食べた。
スローフードだ。
だからといって、オレは釣り上げた魚の全てを食べるわけではない。
食べたいと思った魚だけを食べるし、
それらもしっかりと生きていたら逃がしてあげる。
先日も結局、12尾のワカサギを逃がしたから、
量的には20数尾ぐらいだった。
食べるも良し、逃がすも良し、
これは魚釣りを楽しむ人の個人判断で良いと思うのだが、
一部の人はそうは思わないらしい。困ったもんだ。

今年の霞ヶ浦は夏から秋にかけての台風や、
秋雨の影響で大きく変貌しているように思える。
水位の大幅な上昇や雨水の流入によって、
6月以降から白濁が和らぎ水の色が以前よりも良いのである。
それにアオコも発生した。
案の定、今年の前半のバスフィッシングは今一だったが、
後半に入ってから霞ヶ浦の釣れ具合は、
過去を髣髴とさせる気配があった。
恐らくは水況の大きな変化では・・・と思うのである。
もちろん、他の魚や甲殻類も好釣だった。

大量の水が霞ヶ浦に流入する。
これだけでも水の入れ替えが可能である。
増えた水の分だけ減らすのだから多少でも水の入れ替えは出来るし、
とりあえず止水に動きを与えることが出来る。
くわえて霞ヶ浦は、広くて浅い。
一度風が吹くと水面から水底までが一気に撹拌される。
この大きな撹拌時に水門を開放することが出来れば、
水の入れ替わる可能性がとても大きいと考えるのは素人だからか?
まぁ、所詮水質については素人なのだから仕方がない。

兎に角、霞ヶ浦の水は変化しつつある。
その証拠に、ワカサギ釣りをしている横でバスが釣れたりする。
ヘラブナ釣りをしている傍でバスが釣れる。
小魚とそれを餌にしているバスのバランスがよいのだね。
この状況を一気に加速させ、
生物相の厚い霞ヶ浦を作り上げるには、
水に勢いをつけてやることだ。
水に勢いって?
元気をつけることだね。
オレたちができる水への元気付けは、やはりゴミ拾いだろう。

台風後の湖岸は悲しくなるくらいにゴミだらけだ。
特に、南岸が酷い。土浦から牛堀にかけての湖岸線や、
石岡から出島にかけての湖岸線だ。
この湖岸ゴミの散乱に乗じて、
自分の家のゴミを投棄しに来る馬鹿野郎までもがいる。
呆れたり、腹が立ったり・・・でも黙って拾おう。
いつか笑えるときが来る。

霞ヶ浦に釣り来る釣り人にお願いだ。
湖岸のゴミを一つでも二つでも拾って持ち去って欲しい。
そして、きっちり処分して欲しい。
小さな些細なことでも、積もり積もれば大きな力になる。
少しずつでも継続していけば、いつかはきれいな湖岸になる。
もし、力が余っていたらタイヤなどの粗大ゴミは、
土手にあげておいて欲しい。
これらは国交省霞ヶ浦河川事務所のパトロール隊が処分してくれる。

水辺からゴミを無くすこと、
これがバスアングラーの出来る水辺への恩返しだ。
そして、水に勢いや力を付けてやることだ。
霞ヶ浦の湖岸にゴミが溢れている。
みんなで少しずつでも処分していこう。
それは自分自身のためでもある。

 一捨一逃 一拾一釣

汝、捨てることなかれ。


 

1、袋詰めにされ投棄されているこの二袋は、
捨てられたゴミにマチガイナイ!
この様な悪意が湖岸中に広がっている。


 

2、大増水によって流れ着いたゴミを拾うのは、
今がチャンスだ。


 

3、恐るべき光景にであった。これは清明川の東岸である。
白いのは雪ではない、おびただしい量の発泡スチロールだ。
これが水を悪くする一因でもある。


 

4、雪景色を傍で見ると、な〜んとタイヤまでもがある。
この様なタイヤは引きずりあげて土手に置いておくと、
霞ヶ浦河川事務所の職員が処理してくれる。


 

5、悪意意外の何ものでもない。洗濯機にテレビの投棄だ。
法律を作る人は何も考えず作るのだろうね。
滋賀県の条例や各地の委員会指示のように・・・。