■ 次世代を育てるイベント

 

僕の携帯電話が水没して、

入っていたデータが全部パァになりました。

で、新しい携帯電話を・・・・・・と思ってお店に行ったら、

iPhoneを手にしていましたね。

今までガラケイだったので相当苦労するかと思ったのですが、

案の定・・・・・・大変に苦労しています。

 

 

5月は霞ヶ浦の「53 Pick Up!」が開催されたので、

相当な忙しさだったのですが、月末になれば少しは楽かな?

などと甘い考えでいましたら

6月にもイベントが盛り沢山なんですね。

 

実は6月は1991年から現環境省により

環境月間に制定されたのです。

で、日頃からお世話になっている霞ケ浦環境科学センターでも、

環境関連のイベントがいろいろと開催されるんです。

 

 

6月の最初の土曜日、6日には

霞ケ浦環境科学センターの西の池にて、

子ども釣り教室がNPO水辺基盤協会の主催で開催されます。

毎回200名近い参加者があり、

指導員もスタッフもてんてこ舞いなのですが、

子どもたちの満面の笑みに出会えるのが楽しくて、

毎回頑張ってくれます。

 

そう、子どもって時が経過して時代が変わっても、

変わらないもんですよね。

その昔に僕たちが子どもであった頃のように、

水中の小さな生き物、魚に触れることでいろいろ学ぶんです。

 

 

僕たちの子ども釣り教室では、

釣りの楽しさや小さな生き物の命の大切さの他に、

水辺に溢れている様々な危険から、

回避できる危機管理能力も指導します。

子どもたちが正しく成長する上で、

釣りを通じて少しお手伝い出来れば・・・・・・そう考えています。

魚釣りが僕や僕の仲間たちを、今の人生へと導いてくれたからです。

 

僕が子どもの頃は東京文京区にも魚釣りを楽しむ場所があって、

歩いたり、自転車に乗ったりして、

釣り場へ行くことが出来ました。

 

また、近所のオジサンたちが、

電車やバスを乗り継いで釣り場に連れて行ってくれたり、

車で一緒に釣りに行ったりなど、

とても面倒見が良かったのを覚えています。

 

しかし、現在ではそんな親切をしたら下心があるのでは?

と勘繰られてしまうのが悲しいです。

また、すぐに保障問題が取り沙汰されます。

万一の事故の時は???親切が仇になることも否めません。

世知辛い世の中になりましたなぁ。

 

そこで、霞ケ浦環境科学センターのイベントに合わせて、

またセンターに作ってもらった池を利用して、

安全且つ安心度100%の子ども釣り教室を開催しています。

ここなら子どもたちに気軽に釣りを楽しんでもらえるし、

指導もし易い環境が整っているからです。

 

 

この施設を活用して、子どもたちに釣りの楽しさを教えています。

西の池は5メートル四方の小さな池ですが、

子どもたちを楽しませるには十分な広さです。

いや、いや、彼等を楽しませてくれるのは、

池の住人である魚たちですがね。

これは吉田漁協の面々が補充に務めてくれます。

 

 

バスフィッシングに係わらず、魚釣りの基本は餌釣りです。

餌を使った釣りを覚えることで、

魚たちが水の流れをどの様に利用しているのかが判ります。

また、どんな構造物を棲み家にするのかも判断できます。

さらに、水深による棲み分けをしていることや、

季節変化に対応していることなども朧気ながら理解できるでしょう。

 

この様に、餌釣りを覚えることで魚の習性をより深く知ることができ、

自分の釣りの武器にして行くことで、さらに魚に近づくことができます。

そんな釣りの基本を子どもの頃に、

養ったり、培ったり、育むことができれば、

魚釣りをより楽しむことができる・・・・・・と僕は思うのです。

 

 

魚釣りは縄文時代から延々脈々と日本人に伝えられている文化です。

縄文時代の貝塚や古墳から獣や魚の骨、角などで作られた釣りバリが

出土されている事実からも容易に判断できますね。

 

 

縄文時代後期と言われていますから、三千年ほど前のことでしょう。

いやぁ〜、魚釣りって本当に文化なんですね。

これらは茨城県ひたちなか市の三反田蜆塚貝塚などから出土されています。

 

 

獣骨や角などを利用して、ゲイブが1cmほどの小さな釣りバリが、

今から数千年も前に作られていたのですからまさに驚きです。

日本人ってやっぱり凄い技術者なんですね。

こんな日本の文化を途絶えさせないためにも、

子どもたちに釣りの楽しさを伝え残して行くのです。

明日の日本の釣りを支えるために・・・・・・。

 

このような話を交えた霞ヶ浦の釣りの話を、

その翌週の6月13日(土)に、

同じ霞ケ浦環境科学センターの多目的ホールにて、

10時から11時までの1時間を使って講演します。

タイトルは「釣り人から見た霞ヶ浦の姿」です。

霞ヶ浦の魚釣りの話や、

清掃活動をするようになった経緯をお話ししたいと思います。

魚釣りが取り持つ縁・・・・・・全てはこれですよね。

 

で、少し期間が空きますが、8月29日(土)に開催される

霞ケ浦環境科学センターでの「夏まつり」に、

再び子ども釣り教室を開催します。

6月の環境月間イベントに参加できなかった方は、

是非、こちらの子ども釣り教室に参加してみてください。

いつまでも楽しい魚釣りが出来るように・・・・・・。

 

霞ケ浦環境科学センター

http://www.kasumigaura.pref.ibaraki.jp/